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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

鍼のできるまで(銀の鍼)・その2

お待たせしました。後半です。

鍼のもとの棒(銀の合金です)
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普通の鍼は、0.2mmぐらい。どうやって細くするのか。
まず細い穴に順番に通すのだそうです。
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穴に棒を入れ、反対側から引っ張る。
大きな穴から細い穴に、順に通す。
この板で一番細い穴でも、通常の鍼の倍くらいの太さ。
さらに細い穴に通す。
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引っ張る力、方向、速度などを一定に息を殺して、ゆっくり引っ張る。
ペンチで挟んで手で引っ張る!
熟練による技が必要なのだそうです。
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細くなった銀の針金(手前は太いもの、奥が通常の太さ。見えるかな?)
出来上がりの本物は、真っ直ぐ。(見やすいように丸めてある)
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短く切って、持つ部分をつけて、先を研ぐと鍼の出来上がり。
磨くところは、超!超!企業秘密! その鍼が身体に入る手応えは、抜群です。

中央にあるのが、出来上がり。
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こんな風に鍼は、作られてました。
今も一部の鍼灸師のために作られているとのことでした。

やっぱ手作りは、すごい!
日本のモノづくりは、すごい!
苦労して作られた鍼、一本でも大事に使おうと思いました。

貴重な機会をいただきまして、
ありがとうございました。

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