教員Kわはらです
2年生の実技授業で、「吸い玉(すいだま)」をやりました。
もともと、中国の古い時代には、ガラスや竹でできたカップ状のモノを用いて、中の空気を抜いて
酸欠状態にしたものを肌に吸いつけさせるものです。中の酸素を抜くために、もともとは、一瞬カップの中で火を燃焼させ、酸素を使い切らせる、という方法を取っていました。
火を使うのは危険もあり面倒なので、授業では、手動のポンプで空気を抜くモノを使用しています。
ちなみにー、中国研修の際に買ってきたものです。
肌に吸いつかせると、こんな感じ。
かなり皮膚が盛り上がっていますね。数分放置し、後で外すと、皮下で皮膚と一緒に持ち上げられていた血管が解放されて、血流が良くなります。
そして、はずしたら、こんな色に!!
色は、人によって異なります。すぐ色が消える人もいれば、もっと赤黒い感じで、1週間以上も残る場合もあります。また、同じ人でも、場所によって異なります。
この違いは、その部分の、もともとの血流の状態だと思われます。
色が赤黒く長く残る人、部位、ほど、血流を始めとしたよろしくないモノが滞っています。
特に鍼灸資格が必要、というものではないとは思いますが、その人が東洋医学的にどのような体質化、見極めるのには、鍼灸師の知識が欠かせないですね。