こんにちは。
アスレティックトレーナーコース教員の部谷(ひだに)です。
本日は海の日ですね。
皆さん、海の日の由来をご存じでしょうか?
海で遊ぼう!という日と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、
「海の恩恵に感謝して、海洋国家日本の繁栄を願いましょう」
という由来があるそうです。
さて、今日は私が担当している「トレーニング実践」の授業風景です。
トレーニング実践という授業では、
自分がトレーニングを正しく行えることと、
適切なトレーニング指導の練習を行います。
今回はそれぞれお題を決め、
それに対し30分で行えるメニューをプログラム作成し、実際に指導します。
プログラム作成あたり、テーマは二つあります。
ひとつは、まずその競技に合ったメニューであるかどうかです。
例えば「サッカー選手の下半身強化」というお題なら、
サッカー選手は前後左右に素早く動く要素が必要なので、
それを向上させるメニューをプログラムする、といった具合です。
そして、もうひとつの大切なテーマは「時間」です。
実際に選手やチームに指導する際、
大抵の場合で時間の制約があります。
例えば、チームから「45分」でメニューを組んでください、
など、時間に関してのオーダーが出ることがあります。
その場合、トレーナーはメニューの種類、回数、レスト時間、などを考慮し、
その時間で行える効果的なメニューを組む必要があります。
やってみたら時間が足りない、もしくは余ってしまう、というのは効率的でありません。
与えられた状況下で可能な限り、有効なプロブラムを作成するスキルが求められます。
授業では、学生が実際に自分作ったメニューを自分で行い、
時間的に妥当か確認しながら、プログラ作成してもらいます。
そして最終的には選手へ渡せる状態のメニューシートを作成します。
また、それをもとに来週は指導実演を行ってもらいます。
なので、今度は説明や見本を見せることも必要になってきます。
この授業の目標は、競技特性だけでなく、
時間を考慮したプログラミングが出来るようになること、
そして、相手に伝わる説明やフォーム指導ができるようになることです。
ここまでを一通り出来るようになると、チームや選手からの様々なオーダーに応えられるようになるでしょう。
これは将来に活きるスキルなので、しっかり考え、練習し、身につけてもらいたいと思います。