こんにちは、T∀Tです。
2年生の第Ⅱ期(春季)臨床実習がスタートしました。
TTが担当する兵庫県の病院で実習を受けるA君は、初日から容姿や態度、口頭試問での医療知識不十分で、看護部長から叱られる始末。
早速、病院を訪問し、本人から、あれやこれやと、フィールドバックと指導の繰り返し。
しかし翌朝早朝、本人から突然の電話。同居している祖父が未明に、『虚血性心疾患』で救急搬送され、意識不明のため、今病院にいると。
その日の昼に、A君から訃報が入った。
前日まで孫の実習を心配し、「見送ってくれたじいちゃんが・・・」、まともに話しもできず、泣き崩れていた。心中察すれば、実習継続が厳しい状況のため、病院と調整し、実習を2日間延期した。
そして昨日は、A君の最終日。実習延長になった2日間は、まともに実習を受けることができたのか?
心配しながら夕方に病院を訪問した。すると、表情も明るく、話し声も大きく、高い。
「延長の2日間、しっかり実習を受けていました。」と、バイザーから講評を聞いた。
本人も『患者さんに明るく元気を与えなければ、亡くなったじいちゃんに申し訳ない。じいちゃんも、僕のこんな姿を望んでいる』と。
実習生はそれでなくとも、緊張と不安で、心身状態も不安定になる。その中での家族の不幸。
悲しみに負けず、よく乗りきった。この強さは必ず報われる、しばらく辛いだろうが、祖父の思いを胸にこれからも難局を乗り越えてくれ。
辛い出来事であったが、柔道整復師として、適格な人格を身につけるために、日々の成長を目標に、今後も指導にあたりたい。