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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

『まかせなさい!履正社柔整の学修アウトカム!?スマホ依存でもリタ イアさせません!!』

こんにちは、T▽Tです。8/2(土)・3(日)に、釜谷校長も毎年参加されている第56回全国柔整学校教員研修会が、北海道・札幌にて行われました。

今回学んだ2つのキーポイントを教えましょう。

1つは、「学修アウトカム」。つまり、履正社柔整で何を身につけたか!その成果はなんだ!です。我々がやるのは医療ですから、まずの成果は医師も看護師も同じ。答えは『患者安全』です。もちろん、十分な知識の上に確立した技術が乗っかり、医療を行う!!

しかし、ここからがミソ!!だからといって、「最高の知識と技術があれば、最高の医療ができるかと言うと、そうではない」と、慈恵医大(東京)で医学教育の教授をされており、我らの(公財)柔道整復研修試験財団代表理事 福島 統先生は熱く語った。

医療では真に何が必要か?

福島先生は、広い見識と多くの友人、そしてコミュニケーション能力だという。「3年間で学生には多くの経験をさせ、見識を広め、人に接する機会を増やす。そこから学ぶ人間関係力。これしかない!」と、言い切った。

もう1つは、「初年時教育」つまり入学当初からの1年目教育の重要性。全国大学生のリタイア率は平均1割ほどだが、その数値を数%に落とした佛教大学(京都)教育学部教授の原先生の講演。数は少ないが履正社柔整も無縁ではない。

ただ、私にはある意味ショックな話だったが、明かそう!

原先生曰く、教壇じゃなく教室であちこち立って熱弁しても、また丁寧に習熟度を確認して進めても、学生はこちらを向かないし、記憶には残らない。教育は一方向ではもうダメ。

それは今の学生気質にあるという。その象徴が、学食のひとりボッチ席。佛教大でも取り入れている。複数で食べている学生のテーブルには座れず、食べる場所に困っている学生のために、間仕切りのあるひとり専用席(通称ボッチ席)。京都大や神戸大にもあるらしい。

原先生が、食堂を観察していると、先にボッチ席から埋まるという。聴講している柔整の先生方に「なぜだろう?」と、問いかけると、スマホやゲーム依存の弊害じゃないかという声。私も同感。

じゃあ、どうしたらリタイアしない初年次教育ができるのだろう。解決は2つある、1つは学生参加型の授業の実施にある。

小集団を作り、協同作業で授業に参加させる。これはTTも、一昨年から1年生の授業で取り入れており手応えを感じている。

もう1つは、上級学年の学生をチューターで授業に参加させる。不明な事、不安や疑問はチューターに質問する。早い話が、先生の話は意味不明。通訳が必要だ!

しかし、何はともあれ、いったん目指した道、教育上もリタイアさせてはいけない。

まとめは、アウトカム・患者安全・コミュニケーション。スマホ・ボッチ席・ロンリー・リタイア。

先見だよな!新入生1泊研修や海外研修など、多彩な行事のねらいには、学修アウトカムが見える。

履正社柔整のSHINKAはまだまだ、これから。

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