【脚下照顧】
自分の足元をよくよく見よという意。もと禅家の語で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語。転じて、他に向かって理 屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいう。(三省堂「新明解四字熟語辞典」より)
履き物を脱いだら揃えましょう。
「履き物を揃えることで、心も揃う。」
森信三氏は、「しつけの三原則」として下記のように説かれています。
(一) 朝のあいさつをする自ら進んで行う。
(二) 名前を呼ばれたら「ハイ」とはっきり返事ができる。
(三) 席を立ったら必ずイスを入れ、ハキモノを脱いだら必ず揃える。
このように何でもないと思われることが意外と疎かになってしまうことがあります。
意識してやるのではなく、習慣としてそれをやることが「普通」にならなければいけません。
今、1年生は柔道の礼法に取り組んでいます。
この礼法を通し、
「一人で生きているのではない、周囲との関わりの中で自分を知ることができ、
はじめて自分が成長できる。」
他人を尊び、感謝することを学ぶ。
さらに礼法は、作法なので、指先1つまで気をつけ、隙のない状態を作る。
そういったことを礼法から学んでいきます。
単なる技術(テクニック)だけでは無く、心の成長も慮っていくことが大切です。