ヤッホー、ヤジオです。こないだ、ビックスクーターでワイフとタンデムツーリングに行ったぞ。紅葉真っ盛りの、とある古刹でのショットごっちの写真を1枚披露しましょ
さて今週のリリース始めます。タイトルにややこしいテーマが、、でも感動したぞ、となる。ちゃんと読んでちょ。
固定観念ってなんでっか、他を疑うことなく、思いこんで経験則から決める。他の可能性がゼロ、全て否定できなけりゃ、有りと疑って対処する。これは医療の原則。
でも、意外とグレーゾーンは多い。知識と知能だけじゃあ解決できない事は多い、じゃあ他には。豊かな人生経験と臨床経験の積み重ねしか答えはない。
芸能界の天皇、森繁久弥さんが他界された。96歳だった。森光子さんを始め、芸能界の大御所が弔慰を述べていた。代表的な芝居、公演900回の『屋根の上のヴァイオリン弾き』は聞いたことあるが、あらためてすごい人だったんだなあ、と感動した。
今朝の読売新聞で見かけた記事、森繁さんでもこんな経験があった。引用して紹介する。
『芝居が始まったのに、その少女は客席の最前列で頭を垂れ、居眠りをしている。(屋根の上のヴァイオリン弾き)九州公演でのことである。森繁を始め俳優達は面白くない。起こせ、起こせ・・・。
そばで演技するとき、一同は床を音高く踏みならしたが、ついに目を覚まさなかった。
アンコールの幕が上がり、少女は初めて顔を上げた。
両目が閉じられていた。
居眠りと見えたのは、盲目の人が全神経を耳に集め、芝居を心眼に映そうとする姿であった。
心ない仕打ちを恥じ、森繁は舞台上で泣いた。』
人は誰でも身をもって経験したことを糧に進歩する。
でも、状況や経過を注意深く慎重に観察し、決して安易に、即座に、固定観念を基に決断を下すべきではない。
記事で拝見した、森繁さんの涙は忘れない。
ここにご冥福をお祈りいたします(合掌)。では今週はこれで。