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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

ぷらり旅 パート4 ~もののみかた~

今回のぷらり旅は・・・・
遷都1300年を迎えた「奈良」。
できるだけ鹿のいるところは避けて・・・・

なら2 なら1

近鉄奈良駅の少し手前、大和西大寺から2駅ほどいったところに
世界遺産にも登録されている
「薬師寺」、「唐招提寺」がある。

薬師寺2 唐招提寺1

唐招提寺の敷地内にある「新宝蔵」には数多くの仏像がまつられている。

唐招提寺2

1体1体を順に見ていく中で、ふと、解説が目に留まった。
そこには、
「この仏像は少し身体を左に捻っている」というようなことが書かれていたように覚えている。
この仏像の前から、しばらく動けなくなった。

実際によ~く観察してみると、次のようなことに気がつく。

  1)右と左のウエストのくびれている位置が違う
  2)足の裏への体重のかかり方(配分)が違う
  3)身に着けている衣の皺のより方が右と左で違う
  4)骨盤の左右の傾き方が違う

などなど、確かに左に身体が捻れている。
そして、一番、気づいたことはこの仏像をつくりあげた人の観察力である。

菖蒲

「観察力」って柔道整復師に必要?

患者さんを前にして行う「視診・触診・検査」といわれるものはすべて観察です。
施術の前と後には必ず患者さんのその日の状態(様子)を観察します。
観察力は柔道整復師にとって最も必要な力です。
「ちょっと待てよ?」「あっ、そうか!!」を大切にする。

自分の立つ位置を、目線を、変えると見え方が変わる。
人のちょっとした動き、ちょっとした仕草、それぞれに意味がある。
柔道整復師として患者さんに向かうとき、
患者さんのちょっとした動き、ちょっとした仕草に気づけるようになりたい。

改めて、「みる」ことの大切さに気づかされた。
そんな、ぷらり旅でした。

西塔 薬師寺1

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