雪解け間近の北の空に向かい、まさしく春近し、ちは、ヤジオです。
後期試験も終わり、履正社柔整の春といえば、2年の第2期実習です。春は卒後臨床研修先(就職先)も考え、出身地でやる人や、先々接骨院+デイサービス併設プランなどを考え、病院のデイやリハなどで実習を受ける人もいる。
人によって夢と希望、そして将来ビジョンもさまざま。それによって実習先も変わる。これはたいへんよろしい、勝手に名付けて、タクミ(匠)システム。未来永劫、続けてまいります。
では、今週の実習生と施設を2つ紹介。一人は脱サラ、30歳手前、夜間部在籍。本人の希望、マッサージだけじゃなく、しっかりケガの処置ができるようになりたい。そこでタクミ(ヤジオでおま)は、岡山県の接骨院で実習をさせた。ここは本院分院合わせて400名近くの患者が毎日来院。看護師(NS)さんが4名勤務。施術前にはバイタルチェック、内科的疾患についてもNSが問診。慢性疾患やマッサージ目的の患者は来ない。ほとんどがケガか病気。
釜谷校長先生も見学したが、ここを野戦病院だな、と呼んでいた。
もう一人は九州のとある甲子園常連校卒。野球にかかわるケガを治したい。そこでタクミは大阪南部の投球ブルペンと筋トレジムを併設している接骨院で実習させた。
夕方には中高生が詰めかけ、肩や肘不調の子供たちを治療し、指導もする。スタッフも野球部卒。実習生は将来こんな接骨院を作りたいと感動していた。
教育の基本は普遍的でなければならないが、学生個々の夢と希望をかなえるためにはハンドメイドが必須。消費専門家じゃあいけない。モノづくり精神で、これからも手作りの、人づくりをやっちゃる。まかしなはれ、じゃあね、バイバイ。