とうとう初雪の便りがきた、近づくウインターシーズン&ホワイトクリスマス。栂池のロマン派スキーヤー、ジェントルヤジオです。
さて、ふたつの素敵な未来像とある。そうです、これからの柔整の理想像です。
先日、びわこ北部、湖東にある開業40年近し、ベテランの柔整の先生を訪問した。この先生は先を見据え、平成12年の介護保険法施行時、第1回ケアマネージャー試験に合格し、当時から高齢者の機能訓練指導やリハビリが必要になるとよんでいた。
すぐにリハ型デイサービスを併設した。需要は見込み通り、月ごとに倍々ゲームに。1億円借金して、履正社の体育館ほどに広げ、今や1日70人、接骨院へは100人近い患者さんが来る。送迎バス20台を有する、滋賀県一のリハ型デイ併設接骨院となった。その先生はヤジオにこのようにいった。
『ヤジオ君、外傷を処置する柔整本来の診療をするのは大切だ。でも、高齢者リハの受け皿となり、この身近な専門性を使って日常生活の向上や運動訓練指導をして廃用症候群や寝たきりを防ぐのは我々の立派な仕事だ』と、お考えに感動した。
数時間見学をさせて頂き、その場から南へ約30kmほどの所に、卒業生が9月に開業している。野球型接骨院と言ってもいいだろう。
本人は甲子園にレギュラーで出場した経験があり、在学当時進路就職担当のヤジオが『開業するなら差別化だぞ、自分のキャリアを活かして、特色ある接骨院を作るんだ、お前は野球だろ』と厳しく指導した記憶がある。
午前はヒマらしい、というのは、高齢者がこないそうだ。ただ、夕方や部活が終わると高校生、中学生など野球部始め、多くの部活終了者治療にくる。待合室や玄関先にも学生が群れているらしい。まだ開業して2ヶ月余り。これからが楽しみだ。
先見し、自分の魅力やキャリアを引き出し、先に手を打つ。待っててもダメ、強く発信し、選ばれる接骨院が生き残る。
履正社柔整なら、卒業生にもその辺りの指導もしよう。では、グッドラック。