今週も先生の授業にお供して、茨木キャンパスに行ってきました
今週の担当は福田先生
テーマは「足関節の捻挫(ねんざ)」です
まずは足の構造の説明。
骨や靭帯の構造について、捻挫の仕組みについて、また捻挫した時に足の内部がどんな状態になっているのか教えていただきました
野球コースの1年生に捻挫経験を尋ねると・・・結構な割合で捻挫経験者がいることが発覚
そこでクラスを代表して、K君とI君にモデル役になってもらいました。二人とも足の捻挫を数回経験したそうです
先生が足の状態をチェックします。足首周りに靭帯の位置を書き込んで対象部位をイメージしてもらいました。
捻挫にはケガの度合いによって、冷やし安静にして治るもの、テーピングやギブス等の固定具を使って治すもの、重度では手術が必要なものと色々あります。今回は中度の捻挫のケアをやってみようというテーマで、ギブスを作ってみました!
チャレンジャーはN君。
クラスのみんなの熱い視線が向けられます
1、ブルーラップと呼ばれる水色の帯状のシートを折りたたみます。(→足首を保護するクッション部分になります。)
2、水色のシートの上に半透明のシート状ギブス剤を重ねます。(今回は「キャストライト」という水硬性ギブスを使用しました。)
シート状のギブスはお水をつけると固まる性質があります。各シートを重ね終えたらシートに水をかけます。
3、ここからは水を含んだシートが時間の経過とともにカチカチになっていくので、時間との勝負です
4、水色のシートとギブス剤をストッキネットと呼ばれる伸縮性のあるカバーでくるみます
5、ストッキネットでくるんだギブスを患者さんの足首の形に沿わせて包帯で固定します
6、これで足首の捻挫の固定処置が完成
3~6の工程は正確に!でも素早く行うことがポイントです
ちなみに、正確&素早くしないとこんな状態に↓
包帯を巻いている間に、浮いちゃった&時間が経ってしまい・・・U字状に固まるはずのギブスが台形(フラスコみたいな下膨れ型)になっちゃいます
上記の写真は固まりきる前に手で押さえて形を整えているN君
野球で鍛えた腕力でギュ~~~~~っと押しこんだら、結構補正できました
野球コースの生徒さん達&福田先生、お疲れ様でした
授業に使用したギブス(U字シーネ)はモデル役を務めてくれた生徒のお土産になりました
(使い道は・・・)