こんにちは、ごぶさたです。ヤジオです。大雪の日が続いています。日本海側では雪下ろしや雪かきなど、事故も発生しています。どうかお気をつけください。
さて、先日実習病院のセミナーに参加し『命の授業』という講演を聴きました。講師は奇跡のアンビリーバブルにも出演された、腰塚勇人さん、46歳、実はヤジオと同い年です。
36歳の時にスキーで首の345頸椎を骨折、全身麻痺になりました。今は歩行も手の動きも麻痺は残っているものの、ほとんど自立できるまでに回復されましたが、受傷後、一瞬にして不自由、全く動かない身体、全面介護生活、今後変化なしという医師の残酷な宣言、病室で自殺を考え、何度も命を断とうともしましたが、麻痺の身体には、なすすべがなく、舌をかみ切る力さえなかったのです。
それを乗り越えたのは、家族(妻、息子)や職場の上司同僚(中学体育教師でした)、心からの病院スタッフ(看護とリハビリ職)に励まされ、がんばりましたが、すぐに成果は現れず、いらだち、何度も叫んだり、回りにあたったそうです。
しかし、妻からあなたが、上司から君が、同僚からお前が、大事だ大切なんだ、という周囲の心からの声が本人の心を動かし、奇跡の回復をされました。
講演の内容で腰塚さんが強調していたのは、絶対自ら命を絶つんじゃない、必ず良いことがある。
それと人は、人によって生かされ、支えられているから、苦しい時は助けてと言えばいい、そんな内容でした。
中でも、看護、リハビリの医療職にある方々は、本当に素晴らしい仕事だ、あの人達がいなければ今の自分はないと断言されました。
と同時に、患者は医療職にある方の、ふとした表情、言葉、しぐさ、変化など、ものすごく敏感に感じ、大きく心に影響を与える事だと、強調されていました。医療者を教育する人間として、心得ておく言葉でした。
最後に名刺の交換をして、本校の紹介、医療学生の現状など意見交換させてもらい感動しました。
一度HPを訪問して下さい。オフィシャルサイト
久しぶりに感動した講演でした。では。