CLOSE

BLOG

日常生活(ブログ)

柔道整復学科

『症例紹介 vol.1』

こんにちは、TTですo○(`・д・)

先に予告したように、今回からちょこちょこ、これまでに私が経験した症例や、介護認定の事例を紹介します!!

14才男子柔道選手。

クラブの練習中、豪快な背負い投げで一回転し、投げられる。

その際、左手を畳に着いていたため、手の甲方向へ反対荷重がかかり、

直後より左親指根本3センチほどの離れた部分に、激痛と手首の運動機能が消失したという。

発生より1時間後の受診であるが、右手と比しやや局部に腫れはあるものの、所見に大きな変化はない。
ただ、顔面・口唇白く、苦痛の表情。

その他の全身症状、血管神経の合併症なし。

大きな病気や怪我などの既往歴もない。

受傷日6

ほねつぎ(柔道整復師)が、よく遭遇する症例だ

前腕骨下端、いわゆるコーレス骨折である。

さほど、骨片の転位(折れた骨が離れていないこと)はないので、

牽引だけ加え、そのままギプス固定自然矯正を期待することにした。

受傷日処置1

付け加えるが、成長期の子供は自然治癒力が高く、転位が多少あっても、大抵の骨は元に戻り、くっ付く。

ギプス交換からシーネ・副え木と包帯に切り替え、

手首のマッサージや抵抗運動、電療のリハビリを終えて、2ヶ月ほどして治った。

今は元気に柔道をやっている

記憶に残っている言葉がある。

返事はしなかったが、母親から「先生、病院に行っていれば手術になっていたでしょうか?」と、聞かれた。

我々ほねつぎは、外用薬、つまり消炎鎮痛の湿布や軟膏だけで、内服の薬はない。

柔道整復師は、内服薬の使用は法律で禁止されており、治療にともなう程度の外用薬のみ。

またマッサージや運動療法などのリハビリは

人間の持つ自然治癒力を向上させ、早期回復をうながす。

これからの若きほねつぎ師をめざす諸君よ!

しっかりと、臨床研修を積み、人間医療を目指し、診察処置能力をあげてほしい

では、次回をお楽しみに(○゚ε^○)v

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス資料請求